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やさしい理系数学はいらない【東大生が参考書の感想を書く】

2020/03/05
 
この記事を書いている人 - WRITER -
駒場太郎
高校3年生の冬、東京大学理科2類を受験するも大差で不合格。ここで初めて勉強に対する意識を変えることになりました。 浪人生となり河合塾に通うが、独学をベースとして東大の理科2類に合格しました。 現在はブログやYoutubeで情報発信しています。

どうも、駒場太郎です。

 

すっかり寒い季節になりましたね。

東大のキャンパスでは大量の銀杏が落ちていてとても臭いです。

イチョウの黄色の葉っぱはとても綺麗なのになんだかもったいないですね。

 

さて、そんなことは置いといてやさしい理系数学という数学の問題集を紹介します。

 

 

やさしい理系数学

 

さて、今回も参考書の感想を書いていきます。

 

やさしい理系数学はとても有名な参考書ですね。

何で有名なのかと言うと、名前詐欺であるから。

 

「やさしい」とタイトルで書いておきながら、内容はやさしくない。

問題は早慶レベルはあるので「易しい」は嘘ですし、

解説も非常に不親切ですので「優しい」も真っ赤な嘘です。

 

ですが、世間ではそこそこオススメされている方だと思います。

例の授業をしない塾もやさしい理系数学をごり押ししています。

 

さて、結論を言うとやさしい理系数学は使わない方が良い、と思います。

 

受験生時代は実際にこの参考書を買って3章分くらい解きましたが、それ以降は使うのをやめました。

参考書として使うにはちょっと問題点が多いと思ったからです。

どういうわけなのか詳しく解説していきます。

 

やさしい理系数学の特徴

 

やさしい理系数学がどのような特徴を持っているのか。

主に以下の3つあげられると思います。

 

① 難易度は東大などの難関大学(の基礎〜標準)レベル

② 別解がとても多い

③ 解説が非常に不親切

 

東大レベル

 

よく、東大受験生がやるべき問題集、として取り上げられるのがこの参考書。

 

確かに難易度はかなりあります。

東大入試レベル(絶対に落とせない問題〜標準問題)だと思います。

東大受験生なら確実にとっておきたい問題から、合否の分かれる問題までの難易度がチョイスされているので

難易度に関していえばなかなか良い線いっていると思います。

 

繰り返しになりますが、タイトルの「やさしい」には騙せれないでください。

少なくともそれなりの基礎ができている人以外は爆死します。

 

別解がとても多い

 

この問題集の最大の特徴は、別解の数でしょう。

この本自身も別解の数を売りにしています。

 

解説が別冊になっているのですが(それは素晴らしい)、その解説には別解がとてもたくさん載っています。

問題によっては別解がなんと5個くらい紹介されていますね。

 

やさしい理系数学は使わない方が良いと言いましたが、別解をたくさん学ぶことはとても意義のあることです。

一問からたくさんの解法を学べるので、それらを吸収すればかなりの力になります。

別解の数だけ色々な視点からアプローチできると言うことです。

つまり、引き出しの数が多い。

引き出しをたくさん持っておくことで、初見問題を突破しやすくなります。

 

また、これは数学をそこそこ勉強してきた人ならわかるかもしれませんが、

一つの問題から学ぶことが多い問題って印象に残るんですね。

「こんな解き方があったのか」

「その視点は思いつかなかった」

問題に感動するので、あなたの脳に強烈な記憶として保存されます。

 

ここまで読んできた皆さんは

「じゃあ、やさしい理系数学めちゃくちゃいい参考書じゃん」

って思うかもしれませんが、早まらないでください。

 

次が最大の問題点だと考えています。

 

解説が非常に不親切

 

解説冊子が別冊でついているのですが、解説が非常に不親切です。

解説というよりも模範解答がただ書いてあるだけです。

別解がたくさんあってもこの解説では価値があるとは言えないと思います。

 

ここで問題集で学習することの意義について自分の意見は以下の通りです。

「基礎的な知識を理解して身につけ、確認し、

それを使いこなせるようになるようにしておくこと」

これが真の目的であり、これを見失わないことが重要であると考えています。

詳しくは演習の大切さ、の記事も合わせて読んでください。

 

そのためには充実していて親切な解説が必要不可欠です。

当たり前ですが、分からない人が分かるようにならないと意味がないので。

 

その点からすると、やさしい理系数学かなりマイナス。

正直理解しづらい解説も多いです。

数式が占める割合が非常に多く、日本語による説明がほとんどありません。

良い参考書の条件として、日本語の説明が多いことがあると思います

 

確かに、数学力が高くて理解力があれば良い参考書なのかもしれません。

簡潔な解答な分うっとうしさはないですし、別解も多いです。

 

しかし、この参考書の解答を難なく理解できる人は、すでに入試数学を相当極めていると言っても良いでしょう。

そんな人がこの参考書をやる必要があるのかどうかは疑問です。

 

つまり、やさしい理系数学は受験生のターゲットが不明です。

どのレベルの層にもメリットが感じられない。

 

解説が分かる人→そもそもやる必要があるのか疑問

分からない人→成長しないor成長に時間がかかる

こんな感じです。

 

この参考書をわざわざ選ぶ理由はないですね。

 

やさしい理系数学は有名なだけ

 

では、なぜ受験生はやさしい理系数学を選んでしまうのか。

それは、有名だから、であると考えられます。

 

「ネットで有名だから買ってみた。」

「周りで使ってる人が多いから使ってる」

みたいな受験生が多い印象があります。

 

ここまで有名なのは、以下のような理由があるでしょう。

・河合塾が出版しているから

・武田塾がオススメしているから

・タイトル詐欺として悪名高いから

 

当たり前ですが、有名な参考書=良質な参考書ではないので注意しましょう。

 

まとめ

 

今回はやさしい理系数学を紹介しました。

 

まとめると、

・別解が多く問題の選定も素晴らしい

・解説が不親切すぎて使うべき人には理解しづらい

という感じの参考書ですね。

 

難しめの代わりの参考書は上級問題精講などいくらでもあるのでわざわざ使わなくても良いと思います。

ちなみに上級問題精講はかなりオススメです。

東大をはじめとする難関大学の理系は検討してみてください。

 

ですので、総合評価は星1☆です。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
駒場太郎
高校3年生の冬、東京大学理科2類を受験するも大差で不合格。ここで初めて勉強に対する意識を変えることになりました。 浪人生となり河合塾に通うが、独学をベースとして東大の理科2類に合格しました。 現在はブログやYoutubeで情報発信しています。

Comment

  1. アバター Asuka より:

    1体1→スタ演→上問→25ヵ年ってどう思いますか?
    東大理系志望(非医)です

    • 駒場太郎 駒場太郎 より:

      スタ演は要らないと思います。
      学年や成績を教えてもらえれば、もっと詳しいアドバイスができます。

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