宇宙一わかりやすい高校物理 【東大生が参考書の感想を書く】

どうも、駒場太郎です。
今回は物理の初歩的な参考書を紹介します。
俺が受験生時代の頃を思い出してみると、物理に対して強烈な苦手意識をもつ人が多いようです。
「物理の問題を見ると何をしたら良いのかわからなくなる。」
「波動とかよく意味がわからない。」
そんな物理苦手系受験生にオススメなのが
「宇宙一わかりやすい高校物理」です。
ではどんな参考書なのか、レビューしていきます。
宇宙一わかりやすい高校物理
この本との出会いは高3の5月ごろです。
ちょうどその頃私は本格的に物理に手を出し始めたころでした。
なんとなく「物理のエッセンス」を買って勉強していたのですが、ところどころつまる箇所が出てきて困っていました。
そんな私を見かねた友達に、この「宇宙一わかりやすい高校物理」をオススメされました。
結構ふざけたタイトルとイラストなので、正直最初は舐めてました。
でも、読んで1時間して思いました。
この参考書はめちゃくちゃ分かりやすいです。
まんまタイトルの通りでした。
「やさしい理系数学」みたいにタイトル詐欺ではありません。
エッセンスのわからない箇所がすーっと理解できるようになり、とても感動した覚えがあります。
問題もついているのですが、あまり数はないので問題集というよりは教科書のように使いましょう。
さて、宇宙一わかりやすい高校物理の特徴をまとめると以下の通りです。
・死ぬほどわかりやすい
・カバー範囲が広い・網羅性が高い
・イラストが和む
順番に解説していきます。
死ぬほどわかりやすい
しつこいほど言っていますが、とても分かりやすいです。
これでわからなければ、あなたは物理を選択するべきではないかもしれないです。
それくらい分かりやすいので安心して読んでみてください。
物理って特に電磁気とか波動の分野は目に見えない分、イメージがつかないかと思います。
この参考書では、かわいいキャラクターがとっつきやすいイメージを使って解説してくれています。
例えば、「なんでも抵抗したがるコイル」などなど。
結構頭に残ったりします。
物理って一度しっかりと理解してしまえば、あとはすんなりと点数をとっていける科目です。
逆に、一番最初に大きな壁があります。
その壁を乗り越える手助けをしてくれる参考書はとてもありがたいわけです。
カバー範囲が広い・網羅性が高い
ふわふわした感じ?の参考書なので、網羅性が心配になるかと思いますが、大丈夫です。
割と厚い参考書が2冊になっているので、分量はしっかりとあり高校範囲を網羅できています。
高校物理の基礎はこの本でほとんど書いてあるので、この本を読んだ後は、「名問の森」や「重要問題集」のようなちょっと難しめの参考書に繋げることも可能だと思います。
ちなみに俺は宇宙一→エッセンス→名問、と進みましたが、正直エッセンスと名問に被りが多いかなと感じていたので、
エッセンスはもしかしたら飛ばしても良いかもしれません。
なにが言いたいのかと言うと、この本はカバー範囲が広いってことです。
イラストが和む
個人的にキャラクターが可愛くて好きだったので、この本を開くモチベーションにはなっていました。
あのリスはなかなか和みます。「ぶつりす」っていうらしいです。
でも、このイラスト多めの参考書は、人によってはうざく感じるかもしれませんね。
硬派な参考書が好きな受験生は、駿台の参考書を使いましょう。
まとめ
総合的に評価すると、
星5です ☆☆☆☆☆
今回は物理のわかりやすい参考書を紹介しました。
今使っている参考書に違和感を感じる人はぜひ手にとって見たください。
受験の終盤までお世話になる頼もしい教科書になってくれます。