東大英作文で使えるテクニック

どうも、駒場太郎です。
東大英語って正直時間足りなくないですか?
東大英語を解ききるには化け物のようなスピードが要求されます。
入学後周りを見る感じ、合格者でも全ての問題を解き切った人はかなり少数です。
俺も受験生時代、解くのが全く間に合わなかったので苦しい思いをしていました。
現役時代の一つの敗因は英語であると言ってもいいです。
英語力を上げるのには限界を感じていたので、浪人時は小手先の時短テクニックで東大英語を攻略しようとしました。
おかげで(?)現役→浪人で46点→72点まであげることに成功しました。
東大英語の点数を1年で1.5倍以上にした実績がもとになっています。
というわけで今回は東大英語の英作文で使えるテクニックを紹介します。
小手先のテクニックなのでしょうもないですが、逆に習得するのに時間がかかりません。
目次
東大英作文
2Aと2Bでは英作文が出題されます。
各予備校の予想では、20点〜30点の配点があると考えられています。
非常に重要な大問であると同時に、ここで大幅に時間を喰ってしまうことは避けたいところ。
時間を大きくロスしてしまう原因の一つは文字数制限です。
東大の英作文は
「40〜50語で書け」「40語程度で書け」のように字数の指定があります。
この指定範囲内で書くのが難しいんです。
特に、◯語程度ってどれくらいだよ、という感じですよね。
でも、「どの程度ずれて良いのか」は東大のみぞ知る、です。
(ちなみに浪人の時に通っていた河合塾の講師は「1割程度のズレまでなら減点ナシ」と言っていました。
つまり、40文字程度→36〜44文字みたいな感じです。)
たまに、「文字数を数えずノリで40文字くらい書く」という人がいましたが非常に危険です。
「1割以上ズレたら採点をしない」のように厳しいルールを設定している可能性は無くはないからです。
東大英語の時間制限が厳しく、文字を数える時間すら惜しい気持ちはとても分かりますが、
一発勝負の試験でそのような大きな賭けに出るのはハイリスク過ぎる。
東大受験生は安全に時間を節約する必要があります。
前置きが長くなりましたがテクニックは以下の4つです。
①だいたいどれくらいで何文字みたいな感覚を養う
②高速で文字を数える練習をする
③10文字ごとに印をつける
④文字数調整フレーズをいくつか準備しておく
順番に解説します。
だいたいどれくらいで何文字みたいな感覚を養う
「これくらい書くと◯◯文字なのか」
みたいな感覚を事前に持っておいてください。
この感覚があると、
「50文字だから意見+理由2つでちょうど良いな」
のように書き始める前に文章構成を素早く作ることができます。
いきなり英作文を書いてしまう受験生はよくいますが、いきあたりばったりで書き始めてしまうのはNG。
文字数が不足して息切れしてしまったり、文字を書きすぎてしまってやり直しになってしまうと非常に時間がもったいないです。
文字数制限のある英作文は計画的に書きましょう。
高速で文字を数える練習をする
文字数を数える練習は積んだ方が良いです。
ギャグのように聞こえるかもしれませんがマジで言っています。
俺は試験二日目の昼休み(英語の試験の前)を使って特訓していました。
コツとしては、書きながらちまちま数えるのではなく、一気にまとめて数えることです。
それを実行するにはやはり上記の文字数の感覚が大事であると言えます。
10文字ごとに印をつける
高速で文字を数えるときは10文字ごとに印をつけてください。
緊張して数えミスる可能性があるので、保険をかけとく必要があります。
右下に印を書くとカンマと間違えてしまうので注意。
右下でもいいけど、最後消すのを忘れないように。
文字数調整フレーズをいくつか準備しておく
「40文字程度、と指定されているけど34文字くらいしか書けそうにない…」
新しく内容を追加するには文字数がオーバーしますし、捻り出すのも難しい。
こういうピンチを切り抜けるには、いくつかの文字調整フレーズを用意しておくのがオススメです。
文字数が足りないなら間に合わせで足そう、という発想です。飲み会の人数合わせ的な感じです(?)
文字調整に向いているフレーズの特徴は
・2〜4文字くらい→小回りが利く
・それ自体に大きな意味はない→内容を大きく変えない
・文末に使える→最後もう一息、という時に使える
俺のオススメのフレーズを一部紹介します。
・in the end 結局のところ
・to sum up 要するに
・in reality 現実的には
他にもたくさんあるので、自分でストックしておいてください。
テクニックについて
ここまで話しておいてあれですが、本来は小手先のテクニックに頼るのはオススメできません。
理由は以下の2つがあります。
・大して点数は上がらないから
・傾向変化に弱いから(あと、併願校には通用しない)
じゃあ、なぜテクニックを紹介するのかというと、テクニックには即効性があるから。
もちろん、実力を伸ばす努力は最初から最後まで怠らないでほしいんですが、根本の実力を伸ばすには時間がかかるので本番までに間に合わない可能性は全然あります。
対して、小手先のテクニックは効き目が早いというメリットがあります。
得点 | 普遍性 | 効き目 | |
実力 | 大幅に上がる | ある | 遅い |
テクニック | 少し上がる | ない(傾向が変われば終わり) | 早い |
直前期は少し状況が違います。(これを書いているのが2月の中旬ということで、本番まであと10日ほどしかありません。)
直前期は目先の点数にこだわる必要が出てきます。
特に合格ラインギリギリの人は、数点が合否を分けますよね。
これらのテクニックを使えば、30秒くらいは稼げると思います。
30秒あれば1問多く取れるかもしれません。
30秒あればスペルミスに気がつくかもしれません。
この記事を読んだ受験生が本番2点upして東大に滑り込めたら幸いです。